私は、非加熱血液製剤がエイズの可能性があるとわかっていて、非加熱血液製剤を使うわけにはいかない。 知らない医者は使うとしても。 同じように、私はマイクロソフトの製品が使えない。 原理的にいくらでもウイルスが入り込めるとわかっている以上。 昔1K-Basicをひっさげて現れた時、ビルゲーツは、面白いやつだと思っていました。 しかし、いまのビルゲーツは単なる金の亡者です。 私はどんな手をしても、金をもうけるなんていうのには興味はない。 アップルはとっても商売が下手です。そこがいいんです。 アップルのいいところは、研究に熱心なこと。 昔のコンピュータの性能で誰もGUIで動かせるなんて考えもしなかったのに 敢えて、挑戦しました。それがLISAであり、LISAの延長戦上のMACです。 日本でたとえるなら、「あなたはソニーが好きですか?松下が好きですか?」 といったところでしょうか。ソニーにはチャレンジ精神があります。 たとえば、ウォークマン。松下は、あれがもうかるとわかると、攻勢を かけてくる。ま、いわば、東京で開発して大阪で儲けるといった図でしょうか。 せっかく性能のいいベータもVHSでつぶされてしまったし。 QuickTimeもそう。だし、ハイパーカードもそう。 これらはとっても画期的でした。
電話が誕生してから100年以上。コンピュータが誕生してから50年以上。
電話はやっと、パーソナルになった。最初のころの電話はほんとうのお金持ちや 大企業でしか持ちえなかったから、(数が少ないから当然ながら)利用は 少なかった。そのうち、公衆電話が普及し、少しお金持ちの人は家に電話が あり、割と便利になった。たとえば、横丁のお金持ちの家に電話があり、 緊急のときなど、そこの家に電話がかかってきた。 そのうち、普及が始まり、どの家にも1台電話があるような時代になった。 コンピュータはいまそのくらいの時代だろうか。 電話は、その後、ケータイが現れ、急速に、パーソナルなものになっていった。 そのスピードは激しい。いまや成人の2人に1人くらいはケータイを 持っているんではなかろうかと思えるほどだ。 かたや、コンピュータ。まだ一人に1台とまではパーソナルにはなっていない。 電話とコンピュータで、誕生に50年の差があるが、コンピュータが パーソナルになるのは、もう数年先なのか? あるいは、ケータイがパーソナルコンピュータになるのか。。。
ハックやウイルス騒ぎが起こるたびに、その修正パッチ(ワクチン)が流れる。 いつまで、そんなことをやっているんだろうか。根本から直さなければ このイタチごっこは止まらないと思うのだが。 それには、MSは、英断を持って、改革しなければいけないのに、 そうすると初心者が困ってしまうから、できない。 なんでもかんでも、外部から侵入してやれますよ。ですから、初心者にも親切に できてるんですよ。と云ってるからいまのような困った状況になる。 ちゃんと、こういうことは外部からはやれないんだということを見極めて、 おかないといけないのに。
フロッピーといういのを知ってるだろうか。いまは3.5インチのフロッピーが 主流だが。まだ、APPLE ][ (アップルツー)の時代は、5インチサイズの フロッピーだった。そして、その当時の APPLE のフロッピードライブと それ以外のフロッピードライブとは大きく違う。普通の人には 気がつかないけど、両方のドライブをネジ回しを使ってバラしてみるとよい。 (バラす前にその重さでもわかると思うが。アップルのはものすごく軽い) アップルのフロッピードライブは、ほんとに、部品が少ない。こんなんで動くの? と思えるくらい、何も入ってない。あるのは、モーターを90度回すための 部品、磁気を感知するヘッドとアンプ。それくらいしか入っていない。 かたや、普通のドライブ。中を開けてみると、ぎっしりと部品が詰まっている。 アップルを創った一人、ウォズニアック(通称ウォズ)は、市販の フロッピードライブを買ってきて、なんとか、これが安く、APPLEでも つけられないかと考えた。中身を見て、考えた。「あ、これも要らない、 これも要らない。。。」究極的に残った部品がいまのアップルのドライブだ。 ウォズは考えた。こんなことあんなことは全部ソフトでできるではないかと。 そうして考案されたドライブだから、APPLEのドライブはソフト無しでは 動かせない。逆に言うと、ソフトであらゆる制御ができる。 ここから、フロッピーのさまざまなプロテクト技術が出てきた。 極端な話、フロッピーを逆回転させることもできたし、トラックとトラックの 間に記録をすることも可能なのだ。そんなことは、ハード制御の 普通のドライブでは不可能なこと。このようなさまざまな テクニックを使って、フロッピーに入ってるソフトをタダで ダビングされないようにプロテクトをしたのである。 しかし、どんなプロテクトでも破ることはできる。それは全てソフトで コントロールされているから。そのプロテクトも所詮、ソフトで動かして いるのだから、そのプロテクトのプログラムをハックすれば、どんなやりかたで プロテクトをかけているかがわかるのである。