私は数学は大好きだけど、苦手なものがある。それは数字だ。
数字が出てくるものはたいていきらい。だから歴史は昔からきらいだった。
大学時代、ある学生が先生達を前にして、説明をしていた。
ながながといろいろ具体的な数字を出して、このような場合、。。。。
とやっていた。そうすると、ある先生が、「君、もっと、抽象的にわかりやすく
説明してくれないかね。そう具体的な数字を例にあげて説明しても
本質が見えてこないよ」と言ったのである。
まさしく、これだと思った。その先生は私の崇拝する先生である。

私が中学だか、高校のころ、先生に報告にいくと、それで、生徒は
どのくらいいたのか?と聞かれて、私は真顔で、1000人くらいと
答えたら、そんなわけないだろうとこっぴどくおこられた。私にとっては
一番嫌いなのがこの概算というやつである。大勢いたので1000人かなと
思ったのである。私にはそう思えたので言ったのに、その先生はあり得ないという
だったら、なんで私に聞くの!自分でしらべればと言いたい気分である。

あと、距離もダメ。1周何メートルかと聞かれて、全然想像の数値が出てこない。
10キロくらいあるのかな?と思うと、それが数十メートル(それもウソか?)
だったり、ちんぷんかんぷんである。ああ、いやだいやだ。
私に概算を聞いてそれがほんとの数値より、log10でプラス/マイナス1なら
私の中では、正解である。でも世間はそれをウソという。

私も数学が全部好きなわけではない。少しのことであきらめないでがんばろうね。 このお話、見てるかな?
私が好きなのは Non-Numerical Mathemaics なのです。 つまり数値を扱わない数学。数値計算もきらい。