SKEDという名称をつけたのはスナッパーである。 これはFinite-State-Automatonの記述を文字にしたものであるので めあたらしいものではないが、これにより、すんなりとコンピュータに 取り入れることができるようになった。そういう意味では、とても有意義 である。GUI/CUIということであればCUIでできるのでどこでもできる。 ここまではよかったが、いつのまにかSKEDという言葉の最後に(R)が ついたのである。つまり、スナッパーがこれを登録商標に してしまった。 それよりも前に、私はCIEA-SKEDを作り、これを運用していたので、これにはまいった。 そこで、スナッパーに手紙を送り、今後もこの名称を使ってもよいか尋ねた。 直接、スナッパーに手紙を出してくれたのは安東潔先生である。 そうして、こころよい返事をもらえたので、気兼ねなく使えるようになった。 しかし、現状、XXSKEDという名称を使ってる会社もあるようだが、 ちゃんと了解を得てるんだろうか?まあ、それはどうでもいいことではあるが。 ただ、私は専門がオペレーティングシステムとネットワークなので 私の作成したのも、実はスナッパーが言うところのSKEDではない。 私がCIEA-SKEDと命名したものはいうなれば、SKED+オペレーティングシステム+ ネットワーク+ハードウェアなのである。つまり、SKEDで記述したものを動かす環境を 全部ひっくるめて、これだけで実験をやってしまおうというものである。 市販のオペレーティングシステムには依存しないのである。 ただ当時の事情により、PDP-11のマシンでしか動かない。(なぜなら アセンブラで書いたから) それを別のマシンに(マシンに依存しないように)書き換えているのが いまのkintaroである。 また、これはフリーにしたい。でもいま考えているのは「産学協同」という 構想である。こちらにはお金がない。あるのは頭だけ。 だから、ハードを作ったり、それを世に広めてくれるていたいしてくれる会社を募集している。 スナッパーも、元は学者だけれど、自分で会社化でお金をもらうようにしている。