最新更新日:2014-09-11
LinkStation(http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/catalog/item/h/hd-hlan/)の
HD-H160LAN(HD-HLAN)を
以前からVine-Linuxをインストールしてサーバとして使っていた。
このHD-H160LANがPowerPCを使っているとわかったからである。 PPCのVine-Linuxがそのまま載るか。。。というのがきっかけ。
ところが、今年の夏に停電があり、シャットダウンを忘れていたこのHLANが それ以来、動かなくなってしまった。 しばらく放置しておいたが、今年の3年ゼミ生はUNIXやる気まんまんなので それに刺激されて、この動かなくなったHLANをなんとか復活させようと、 その行程を(たぶん手抜きするが)書き留めていこうと思う。 今日、この頃である。(2004.12.19開始)
まずは、なぜ、動かなくなったかを調べなければならない。 しかし、それを調べるのは大変である。なにせ、コンソールがつながっていないので どこでおかしくなるのかがわからない。 これはHLANをバラして、HDを取り出し、このHDを別のマシンにつなぎかえて マウントして、そして /var/log/messages あたりに何か記録がされてないかな? というのを見るしかなかろうと考えた。考えたけど、メンドくさいのでまだやらない。
LinkStationには 「無印」シリーズ、Hシリーズ、HGシリーズの3シリーズがあります。
一番、いじりやすいのはHシリーズでしょうか。
HシリーズはHDD 上にシステムがあるので楽チンです。 Hシリーズの場合は /dev/hd?1 がrootパーティションになります。 無印だと、フラッシュにシステムの大多数が載っかっていて、 /dev/hd?3 の hdlan_diffimg.tar.gz の中にシステムの一部が存在しています


(2004.12.23)
今日は祝日。今日中に期末試験の問題を作成せねばならないが、
いきづまってしまったので、そうだ!と思って、ほてえおいたほっておいた
リンクステーションを直そうと思い立った。
まずはめんどくさい、バラシ。コの字形のプラスティックをはずし、 ファン近くのネジを一本はずすと、両面のフタがはずれるようになる。
はずしたら、小さい部品ははずし、いくつかネジをはずし、仲野中のHDを 取り出す。家のG4-MACをシャットダウン。フタをオープンし、中に入っている マスター&スレーブのHDを取り出し、スレーブに、このいまリンクステーションから はずした、HDをつける。(スレーブモードにするのを忘れないように。 また、あとでピンをもとに戻すことも忘れないように)。 いま書いていて気がついたけど、じつはマスター&スレーブの2台のHDは 全部はずしてよかった。そしてこのLinkStationのHDをマスターのまま つければよかった。失敗。起動は家にあったUNIX-USER Vol.114(22003年9月号) のDisk1(LibCD--PPC)のCDから行う。つもりだったが なぜかうまくいかなかったので、これまた家にあった Vine-Linux 3.1CRのdisk2のCDを使って、起動。これはVineLinuxを MACにインストールさせるものだが、今回はそれはしない。このオプションに じつはターミナルが動かせるようになっているのでそれを使って % mount /dev/hdb1 /test (もしもマスターにしておくならhda1) % cd /testしてから /test/var/log/messages あたりをcatで見ようと 思ったが、じつは/varはソフトリンクになっていた。そこで ここには原因を追及できるものは何も入ってないと判断した。 そこで、と、% umount /test してから、 % fsck /dev/hdb1をしてみた。 もののみごとにエラーが出た。すべてフィックスした。ついでに % fsck /dev/hdb3 もしてみたがこちらはノーエラー。 そう、fsckでなくfse2ckでよかった。 これで、治ったろうとおもい、組み立てた。そしてイーサーを つないでからLinkStationを起動。無事に動いたようだ。 なぜなら ip-search(あるいはarp -a)で新しいのが見えたので そこにtelnetしてみたら、ちゃんとできた。やれやれ。 これでやっと、回復したか。(2004.12.23記す)