PS3をクライアントとしてネットワークブートをする
PS3ではkbootを使用して起動している。
ネットワークブートの場合、DHCPサーバに手を入れるかどうかで手順がちょっと変わる。
今回はtftpサーバーに手をいれる場合について説明する。
準備するものは
DHCPサーバに手を入れる場合、
DHCPサーバからPS3(クライアント)にfilename, root path等の情報を渡し、
kbootがそれを元に/etc/kboot.confを作成してネットワークブートすることになる。
もしもtftpサーバーにそういう手が入れられないのならば、
PS3の/etc/kboot.confを書き換えて、kbootを再ビルドし、
otheros.selfでインストールしてネットワークブートするという手順になるのだが、これは大変そう。
設定
なお、この設定を行った場合、
PS3の起動時にkbootがDHCPサーバから渡された情報を元に、
自動で以下のような/etc/kboot.confを作成し、
それを元にネットワークブートします。
このとき、インストールするotheros.bldはAddon Packages CDに標準でついているものを使用すればOK
default=nfsboot
timeout=10
root=/dev/nfs
nfsboot='tftp://192.168.0.25/fc5/boot/vmlinux ip=on nfsroot=192.168.0.25:/tftpboot/fc5 root=/dev/nfs'